木彫り道具と研ぎの覚え書き彫刻刀を選び、研ぎ、手入れするまでの基本を順に整理します

彫刻刀をしまうときに、見直したい五つのこと

刃物は、使っている時間より、しまっている時間のほうがはるかに長い道具です。しまい方で、状態が大きく変わります。

水気を残さない

使ったあとは、乾いた布で刃を拭きます。濡れたまま置くと、一晩で錆びることもあります。

薄く油を引く

長く使わないときは、刃に薄く油を塗ります。布にほんの少し含ませ、全体になじませる程度で足ります。付けすぎると、埃が付きやすくなります。

刃どうしを触れさせない

道具箱に刃を並べて入れると、揺れた拍子にぶつかって欠けます。布で巻くか、仕切りのある箱に入れて、一本ずつ離しておきます。

湿気の多い場所を避ける

押し入れや床下のような湿った場所は避けます。風通しの良い、乾いた場所が向きます。除湿剤を一緒に入れる方法もあります。

時々取り出して確かめる

しまったまま忘れると、錆に気づくのが遅れます。月に一度ほど、状態を見て、必要なら油を引き直します。

道具の手入れは、次に彫る日の準備です。切れる刃で始められると、その日の作業が楽になります。

掲載日
2026/10/9
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