彫刻刀をしまうときに、見直したい五つのこと
刃物は、使っている時間より、しまっている時間のほうがはるかに長い道具です。しまい方で、状態が大きく変わります。
水気を残さない
使ったあとは、乾いた布で刃を拭きます。濡れたまま置くと、一晩で錆びることもあります。
薄く油を引く
長く使わないときは、刃に薄く油を塗ります。布にほんの少し含ませ、全体になじませる程度で足ります。付けすぎると、埃が付きやすくなります。
刃どうしを触れさせない
道具箱に刃を並べて入れると、揺れた拍子にぶつかって欠けます。布で巻くか、仕切りのある箱に入れて、一本ずつ離しておきます。
湿気の多い場所を避ける
押し入れや床下のような湿った場所は避けます。風通しの良い、乾いた場所が向きます。除湿剤を一緒に入れる方法もあります。
時々取り出して確かめる
しまったまま忘れると、錆に気づくのが遅れます。月に一度ほど、状態を見て、必要なら油を引き直します。
道具の手入れは、次に彫る日の準備です。切れる刃で始められると、その日の作業が楽になります。