彫刻刀の形を四つに分けて、使いどころを考える
彫刻刀は種類が多く見えますが、基本の形は四つです。形ごとの役割を知っておくと、選ぶ迷いが減ります。
平刀
刃先がまっすぐな刀です。面を整えたり、溝の底を平らにしたりするのに向きます。幅が広いほど広い面を削れ、狭いほど細かい作業に使えます。
丸刀
刃先が丸みを持つ刀です。溝を掘る、くぼみを作る、曲面を削るといった場面で活躍します。丸みの強さによって、浅い溝にも深い溝にも使い分けます。
三角刀
刃先が三角形に尖った刀です。細い線を彫るときに使い、文字や輪郭線の仕事に向いています。
切り出し
斜めに刃が付いた小刀です。木を切り離す、角を落とす、細かい形を削り出すといった、基本の作業を一本でこなします。
まず揃えるなら
最初は、平刀と丸刀、三角刀を一本ずつで足ります。切り出しは、あると便利な補助の刃物です。種類を増やすより、同じ刀を丁寧に研いで使い続けるほうが、上達は早くなります。